たゆたう気分 （詞・曲）宮平博行 Copyright 2004
うまくやっている悩みを打ち明けに
物足りなさげに君は顔を見せる
僕は普段めくられない辞典みたいに
答えを一つ二つそれらしく言ってやる
もう冷めた関係に
慣れきったつもりでも
こちらの方は今でも
君に引きずられてる感じがする
まだ取り留めのない話をしてるうちに
気もそぞろに君は時計を見る
僕が何もしないなんて分かってるのに
言い訳一つ二つ残して去っていく
もう割り切った昔に
戻るわけはないけど
押さえ込んだ記憶を
君に引き出されてる感じがする
ありふれたことでも
二人には特別に思えた
ありきたりになっても
悪くないと思ってた
僕の方は時々
熱にうなされたりするくらいで
君の方はいつも
健やかそうで何よりだ
揺さぶられないように思う程揺らされる
何も感じないように思う程突き刺さる
こらえきれないように思う程踏みとどまる
君に揺蕩うほどに僕はふらついている